私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるか予測ができません。 このようなとき、病院に行くまでに、家庭や職場でできる手当のことを応急手当といいます。 けがや病気の中には、脳卒中のように意識がなくなって、呼吸ができなくなり、ついには心臓が止まってしまうものや、プールで溺れたり、喉に食べ物を詰まらせたときのように、呼吸ができなくなって心臓が止まってしまうもの、心臓が突然止まってしまうもの、大出血でショックになり心臓が止まってしまうものなど、特に重篤なものがありますが、このようなときには、救急車がくるまでに何らかの処置をしないと命は助かりません。 このときに役立つ応急手当の方法を、特に救命手当といいます。 心臓が止まってしまうような重篤な状態のときには、救命手当はもちろん、救急車をすぐに呼ぶことや、除細動(電気ショック)、救命救急センター等による高度な医療が、スムーズな連係プレーで行われることが救命率向上には必要です。 このことを救命の連鎖といいます。この連鎖がひとつでも欠けたら命を助けることはできません。 |
||
心肺蘇生法 | こどもの救急 | 異物(喉つめ) |
近年、救急車の出場件数が急増しています。救急車を要請した人の約半数は、入院の必要のない軽症者でした。 実際、以前に比べ救急車が現場に到着する までの時間が長くなっており、このような状況では一分一秒を争う生命の危険にある傷病者への対応が遅れてしまう恐れがあります。 |
|
救急車は、最善を尽くして現場に迅速に到着しようと努力しています。 これだけ多くの出動件数の中には、残念ながら、本当に救急車が必要であったのかと疑問に思う事例もあります。 例えば、「風邪をひいたとき」「歯が痛むとき」といった軽い症状の場合には、本当に救急車を呼ぶ必要があるのかどうか考えてください。 また、緊急性がなく自分で病院に行ける場合や定期的な通院などでは、タクシー代わりに救急車を要請することは絶対に控え、一般の交通機関を利用し本当に必要なときに、本当に必要な人が救急車を利用できるようにご協力をお願いします。 |
A.救急車は無料です。だからこそ適正に利用して重傷者の救命率向上に御理解とご協力をお願いいたします。
A.できません。ドクターヘリは医療機関か消防機関から要請した場合のみ利用できます。
傷病者の重傷度などで要請基準が定められていますので、家族の希望があっても利用できるとは限りません。
普通救命講習 | 救急隊が到着するまでの間の応急手当のうち、AEDの使用、成人に対する心肺蘇生法と止血法ができるようになるのを目的とした講習です。 講習時間は3時間で修了者には「普通救命講習修了証」が消防本部から交付されます。 |
一般救急講習 | 基本的な応急処置の仕方を柱として実施しますが、内容については外傷処置など希望にあわせて実施することが可能です。 修了証は発行されませんが、講習時間も特別取り決めがないので、依頼者のタイムスケジュールにあわせて行うことができます。 ちょっとした職場、自治会などの集会や安全大会などで実施している実績があります。 |
〒095-0016
北海道士別市東6条4丁目1番地
TEL 0165-23-4709(消防本部)
0165-23-2619(消防署)
FAX 0165-23-1719
E-mail honbu@shibetsu119.com